「江戸前の釣り」の代表格、ハゼ釣り
江戸前の釣りといえば、シロギス・メバル・アナゴなど様々ありますが、最も代表的な、キングオブ江戸前といえば「ハゼ釣り」ではないでしょうか。
私の釣りの原点はずばり「ハゼ釣り」です。
幼少の頃から地元の広島の河川でハゼ釣りを楽しみ、上京後に釣りを再開したのもハゼ釣りがきっかけでした。
ハゼ釣りは敷居も低く誰にでも楽しめ、釣りの基本が詰まっており、それでいて奥深さもある楽しい釣りだと思います。
今回は、そんな誰でも気軽にハゼ釣りを、桟橋とボートで楽しめる「マルヤ遊船」さんを（勝手に）ご紹介します。
愛嬌たっぷりの顔がかわいらしい「ハゼ」
釣果が安定している江戸川放水路のハゼ
江戸前のハゼ釣りはポイントも豊富です。
横十間川や小名木川といったバリバリの都心でも楽しめますし、江戸川放水路や花見川といった千葉方面、大岡川や鶴見川など横浜方面にもポイントが多数あります。
様々あるポイントの中で、魚影という点では江戸川放水路の安定感は抜群。
ファミリー層だけでなく、ガチのハゼ釣り名人も大挙押し寄せるハゼ釣りの聖地ともいえる場所です。
ポイントも広大なため、場所に入れないという心配がないのも良い点ですね。
江戸川放水路の下流域全域がハゼ釣りのポイントとなります
「マルヤ遊船」は桟橋・ボートからのんびりハゼ釣りが楽しめる
そんな広大な江戸川放水路のハゼ釣りポイントの上流部に位置するマルヤ遊船さん。
女将さんやスタッフの方が優しく出迎えてくれる、素晴らしい船宿です。
マルヤ遊船さんについて
マルヤ遊船さんの情報を（勝手に）ご紹介します。といっても、写真やネットで調べたものになりますので、参考程度にしていただき詳細は船宿にお問い合わせください。
マルヤ遊船さん。入口に入ると受付があります
マルヤ遊船さん基本情報
| 所在地 | 千葉県市川市妙典1-1-13 |
| 最寄駅 | 東西線妙典駅から徒歩15分 |
| 駐車場 | 店舗前の土手（15台分程度）、無料 |
| 営業期間／時間 | 6月～11月／午前6時～午後4時まで |
| 料金（桟橋釣り） | 大人1,000円／子供500円 |
| 料金（ボート） | 2人乗り：3,000円 3人乗り：4,000円 5・6人乗り：7,000円 |
| その他 | エサ（青イソメ）500円、ビール300円 竿、バケツのレンタル無料 |
妙典駅から徒歩15分。少し歩くが、釣りのワクワク感があるのであっという間だ
桟橋でハゼ釣り
マルヤ遊船さんの桟橋釣りは、子供なら500円、大人でも1,000円で楽しめます。
竿のレンタルも無料なので、気軽にいつでも楽しめますね。
マルヤ遊船さんの桟橋は入り組んでますので、ポイントも豊富。思い思いの場所でチャレンジしてみるとよいのではないでしょうか。
大潮の干潮時は場所が限定される
気軽な桟橋釣りですが、注意しなければいけないのが潮の干満。
潮位の動きが大きい大潮の日であれば、干潮の時間には釣りができるポイントがかなり限られます。
平日であれば問題ないのですが、お客さんの多い土日祝日は桟橋の先端に人が密集することになってしまいます。
桟橋釣りの際には、潮見表のチェックは欠かせませんね。
干潮時は桟橋の先端でしか釣りができなくなります
ボートでハゼ釣り
江戸川放水路といえばやはり！ボートに乗ってのハゼ釣り。ボートハゼ！ですよね。
マルヤ遊船さんでももちろん、ボートでハゼ釣りを楽しめます。
江戸川放水路の多くの宿は土日料金が平日の1,000円増しですが、マルヤさんは土日も通常料金！好感が持てますね。
ボートハゼはとにかく自由。桟橋沖のポイントを攻めるもよし、対岸まで船を漕いで自分だけのポイント探しをするもよし。
のんびりと海（川）を見つめながら、誰にも邪魔されない贅沢な時間を過ごせる最高の釣りだと思います。
ボートハゼは自分でポイントを選べる！船長になれるのです
11月くらいまでは延べ竿一択！趣あるハゼ釣りを堪能する
ハゼ釣りの道具ですが、個人的に、竿は延べ竿一択です。
秋が深まる時期になれば水深は落ちますが、それまではせいぜい水深2m程度の釣りです。
柔らかめの延べ竿で引き味を楽しむのがハゼ釣りの醍醐味と言えるでしょう。
延べ竿がないいう方も安心です。船宿の無料レンタル竿は2.1m程度ですので、これを利用することをお勧めします。
桟橋釣りであれば全域をカバーできますよ。
仕掛けはナスオモリの1号に直接、袖針等を結べばOKです。天秤は余計な絡みが増えるだけのようです。
ボートの場合でも、可能な限り延べ竿の届く範囲で楽しめるようなポイント選びをオススメします。
特にデキハゼの時期は、リール竿を使っても楽しさ半減です。
否定はしませんが、延べ竿で趣のある釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
もっと釣り味を追求したい方には「ひなた」がオススメ！
8尺くらいであれば、色々な場面で活躍すること間違いなしです。
私もずっと使っている素晴らしい竿ですよ。
11月以降のハゼは、柔らかいメバリングロッドで楽しむ！
11月以降、延べ竿では届かない水深に落ちたハゼを狙う場合、リール竿を使うことが必要になってきます。
ですが、リール竿にも色々とあって、選択を間違えると掛かっていることすら分からないような事態に陥ってしまいます。
ハゼ釣りをリール竿でどうやて楽しむか…。
私もかなり試行錯誤しましたが、結論は「メバリングロッド」を使うことでした。
メバリングロッドは、ジグヘッドのような超軽量な重りを付けてキャストすることを前提とした設計となっていますので、とにかく繊細で柔らかい作りです。
それが、ハゼ釣りの繊細なアタリを取って掛ける釣りにも合っていたのです。
竿は、下記で紹介するような安い竿で全く問題ありません。投げ竿とかでハゼ釣りをする数十倍は、釣り味を楽しめる保証をいたします！
ハゼ釣りでリール竿を使うなら、絶対にすすめたい「メバリングロッド」
投げ竿や硬い竿では釣り味を損ねます。メバリングロッドのような繊細な竿であれば、良型ハゼの引きを思いっきり楽しめますよ！
リールも軽量で安価な「ナスキー」の500番を買っておけば間違いない！
リール竿のハゼ釣りを楽しみ場合、とにかく軽い仕立てにすることが重要です！
ハゼはマジで美味い！
ハゼは食べても美味しい魚です。釣ったハゼは、是非ご自宅で召し上がっていただきたいです。
お子さんとご一緒に釣りして釣果を料理すれば、まさに食育！自分で捕まえた魚を食べる貴重な機会になります。
釣ったハゼのサイズごとにオススメの食べ方がある
私の場合、釣ったハゼの大きさによって食べ方を変えます。
3cm～5cmのデキハゼは「かき揚げ」に限る
ハゼ釣りシーズン初期（8月初旬くらいまで）までの”デキハゼ”は、まとめてかき揚げにすることをオススメします。
フワッフワで感動するな美味しさを味わえますよ。
作り方は「かき揚げの作り方」でググってください。
5cm～11cmのハゼは唐揚げが美味い！
11cmくらいまでのハゼは、唐揚げが最強ですね。
天ぷらにするには少し難しいくらいまでのサイズと覚えておけばOKです。
たくさん釣れた場合は、カレー粉を準備して、カレー風味の唐揚げもおいしいですよ。
ハゼの唐揚げは頭も全部食べられますよ！
12cm以上の良型ハゼは「天ぷら」
12cm以上の良型のハゼは、やっぱり天ぷらですよね。
ハゼの天ぷらって、お店ではなかなか味わえないですが、本当に絶品です。
良型のハゼが数釣れた際には、是非作っていただきたいです。
作り方は適当にググってください！
黄昏ながらハゼ釣りしたいなら「マルヤ遊船」さんに決まり！
ハゼ釣りのポイントは数あれど、黄昏ながらのんびりハゼ釣りするなら「マルヤ遊船」さんの桟橋・ボートハゼが一番適していると思います。
マルヤさんの釣果情報などは、女将さんがTwitterで情報発信されているのでチェックしてみてください。
あなたも、広大な江戸川放水路のポイントを探索してみませんか？
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