前回の「東京湾のライトアジ(LTアジ)で竿頭に近づく方法【前編】」に続き、後編です。
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東京湾のライトアジ(LTアジ)で竿頭に近づく方法
当エントリーで紹介するのは、「LTアジで竿頭に近づくための方法」です。初心者の方が初めてLTアジ(ライトアジ)に行くための準備は、下記エントリーでご紹介しています。 目次 はじめにライトアジでたくさん ...
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ライトアジ爆釣メソッド
下針を意識してモタレを目感度に変えろ
ここからが他人と差を付けるためのポイントとなります。
前編で書いた基本となるコマセワークのキモは、下記の通りです(復習)。
その基本のコマセワーク遂行した後、仕掛けの下針を(気持ち)張るようなイメージでゆっくりと誘いあげてください。
そうです、その通りです。
コマセの煙幕から外れないようにゆ~っくりと、下針を意識するイメージで誘い上げていきます。
誘い上げるスピードは、隣から見てもよく分からないくらいの速度で、ゆっくりゆっくりと誘い上げてください。
そして、下針がイメージ通りに張れている、その状態でアジが針を口にくわえた瞬間…竿先を僅かに抑え込む「モタレアタリ」が出るのです。
この「モタレアタリ」を感じて聞き合わせれば、アジの上顎にバッチリ針掛かりするのでまずバレることがありません。
確かに、放っておいても針に掛かることは多いですが、掛かりどころが悪くなるためバレやすくなります。
また、活性が低い時は飲み込んでくれないので、掛けていかなければ針掛かりする確率が大幅に下がります。
アジの活性を常に意識する
アジの活性は、大まかに下記の4段階あると感じます。
- 超低活性アジ。コマセにはほぼ反応せず、事故待ちのような状態。
- 低活性アジ。群れの中の一部に、コマセに反応するアジがいる状態
- 高活性アジ。コマセを巻けばしっかり反応する状態。
- 超高活性アジ。仕掛けを落とせば当たるような、壊れている入れ食い状態
低活性時のアジこそ周りと差が付く
東京湾のライトアジで竿頭を取るには、2番や3番の状態のときに周りより差を付けることが重要になります。
2番の状態(低活性アジ)では、全編で書いた基本となるコマセワークの出来ない人は、ほとんど釣れません。
ですが、コマセワークさえマスターしていれば、時速20尾、手が合えば時速30尾くらいのペースで釣ることができるでしょう。
周りが釣れていない中、一人だけ数を重ねられる至福の状態を味わうことができます。
3番の状態(高活性アジ)になれば、コマセワークで一人入れ食い状態を作れます。
これは自慢になってしまいますが、高活性状態(3番)が続いた日に、マメなコマセワークで260尾を釣り上げたことがあります。その時の二番手は90尾そこそこでしたから、周りがポツポツ釣れている時に一人入れ食い状態となっていたことが分かります。
アジは上針から掛ける
2番・3番の状態(低活性/高活性状態)で人よりアタリを多く出すために何をすべきか。
私は2番・3番の状態にあると確信した場合、コマセに反応するアジを意識して、指示棚でコマセカゴをしゃくる回数を増やします(5回前後)。
コマセに反応するアジを寄せ集めるイメージでしゃくり、コマセカゴから一番近い上針にアジを掛けていきます。
上針にアジが掛かるコマセワークを意識しながら微調整することで、アタリが出るまでの時間を短縮することができるのです。
更に、聞き合わせで竿を持ち上げる時、うまく合えば聞き上げる最中に下針にもアジが掛かり多点掛けできます。これはある名人に教えてもらったテクニックですが、応用すれば自己流で色々な掛け方が出来るので、皆様も是非、試してください。
自分の思う通りにアジを掛けられた時は、気持ちが良いものです。
入れ食い時は誰よりも手返しを早く
4番のように、アジが超高活性となって入れ食いになった時は、誰よりも手返しを早くすることが重要です。
入れ食いになったからと、急に手返しよく出来るものではありません。普段から意識して手返しを磨くことで、入れ食い時に多くのアジを釣り上げることができます。
また、入れ食い時は多点掛けを意識的に狙うことも重要になります。私は多点掛けがあまり得意ではないので詳しく解説できませんが、3本針の3点掛けを繰り返せば、手返しではどうにも埋まらない差を付けることも可能です。
ただし、多点を狙う過程でバレることが多くなるという欠点がありますが。
超低活性時は・・・
1番のような超低活性時は、私のテクニックでは悲しいことにどうにもなりません。
アジの活性が上向くのを待って、その時のためにトイレに行くなり、食事をするなり、コマセを補充したり、周りの状況を観察するくらいしかすることはないです。
ただ、2番の低活性時にこの状態と勘違いする人が多いので、そこだけは注意しましょう。
アジ釣りが終わったら
反省点を振り返り、次回の釣りまでに微修正しろ
納竿となりました。果たして竿頭は取れたでしょうか。
取れなかった場合は、何故竿頭になれなかったのか原因を必ず分析しましょう。
釣り座なのか、自分より明らかに上手い人がいたのか、原因は様々です。釣り座が悪い時どう対処するのかなど、釣れなかった要因を一つずつ潰していくことで、更なるスキルアップが実現します。
もし竿頭なら、ドヤ顔でSNSへ投稿すべし!
見事に竿頭だった場合は、どや顔でSNSに投稿しましょう!
Twitter・インスタ・Facebook、自慢の投稿で一人悦に浸りましょう。
二番手を突き放している場合は、さりげなく二番手の数字も出すと効果的ですね!ただし、あまり自慢しすぎると友達を失いますよ。
最後に
「東京湾のライトアジ(LTアジ)で竿頭に近づく方法」前編後編、いかがだったでしょうか。
釣り方を文章にするのは難しく、言いたいことの半分も書けませんでしたが、東京湾のライトアジで竿頭になりたいと思っている方にとって、少しでも役に立てれば幸いです。
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よかったらご覧ください。
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