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ライトアジ(LTアジ)

東京湾のライトアジ(LTアジ)で竿頭に近づく方法【前編】

2019年9月21日



当エントリーで紹介するのは、「LTアジで竿頭に近づくための方法」です。
初心者の方が初めてLTアジ(ライトアジ)に行くための準備は、下記エントリーでご紹介しています。

【初心者用】はじめてのライトアジ(LTアジ)に必要な8つのポイント【これで安心】

今回は、釣り初心者の方が初めてライトアジ(LTアジ)に臨むにあたり、最低限用意すべきことや押さえるべきポイントについて解説します。 紹介するポイントさえ押さえておけば、初めてのLTアジでも問題なく楽し ...

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はじめに

ライトタックルアジ、略してライトアジ(もっと略すとLTアジ)。
言わずと知れた東京湾の安定株で、初心者からベテランまで楽しめるファミリーフィッシングの代表格的な釣り物だ。
私もそんなライトタックルアジ、略してライトアジ(もっと略すとLTアジ)が大好きな一人です。嫌なことを忘れて、置き竿でのんびりと海を眺めながら食べるカップラーメンは、ライトタックルアジ、略してライトアジ(もっと略すとLTアジ)での至福のひと時といえるでしょう。

カマーチョ
長ったらしいから「ライトアジ」に統一しましょうよ

ライトアジでたくさん釣れるようになるまで

ですが、だからなのか、ライトアジはこれまであまり得意ではなく(というか苦手な部類)、たまに間違って竿頭になる程度でした。上手い人達を横目にカップラーメンをすする日々…。
元来の負けず嫌いの私は、悔しさから、徐々にライトアジを真剣に取り組むようになっていきました。

「ライトアジなんて仕掛け降ろしておけば勝手に喰ってくるじゃん」

ライトアジに対する意見って、こういったものが多いですよね。私も同じように考えていた時期もありました。
でも、どこかにコツがあるんじゃないかと色々な人に意見を聞きながら、そして釣行回数を重ねること数十回。もう諦めようか、と思い始めていた2019年4月のある釣行。
遂にコツのようなものを掴んだのです。

「この釣り方、圧倒的に釣れる…」
結局その日は160尾超(二番手約90尾)で断トツの竿頭に。変えたのは竿と誘い方。
今までのライトアジとは違い、自分のコマセワークでアジを寄せているという、確かな感覚を感じることができたのです。

その日の釣果。嬉しさからカウンターと一緒に記念撮影

自信を確信に変えるべく、確かめるように数日後もライトアジへ。そしてその日も150尾超を釣り上げてまた竿頭。間違いない、この釣り方…釣れる!!
それ以降、ライトアジでは8割超で竿頭を取れるようになりました。あんなに苦手だったライトアジが、得意な釣り物になったのです。

カマーチョ
諦めないで頑張った甲斐がありましたね~

まだまだ修行中の身ではございますが、今回は、そんな私の釣り方や考え方をまとめてみました。東京湾のライトアジで竿頭を取ってみたいと考えている方にとって、少しでも手助けとなれば幸いです。

ライトアジ(LTアジ)出船前の準備

穂先は柔らかく、胴は比較的硬めの竿を選べ

理想のコマセワークを実現するためには、竿(ロッド)の選択は非常に重要です。ライトアジでは、一般的に7:3~6:4のライトゲームロッドで、長さ150cm~180cm程度のものを選べば問題なく遊べると言われていますが、アジのいわゆる「モタレ」のアタリや、自在なコマセワークを意識するならば、柔軟な穂先で、胴は比較的しっかりとした竿が好ましいです。

カマーチョ
マルイカ竿のような調子ということですかね

入門用ロッドは「海人ライトアジ」で決まり!

入門者や初めてライトアジ専用の竿を考えている方には、アルファタックルの 海人 ライトアジ がおススメです。
この竿は穂先こそ一般的な調子ですが、胴が比較的硬めに設計されており、快適なコマセワークを実現します。価格も安く、初級者用というよりも、誰にでもオススメできる素晴らしい一本です。

初心者だけでなく、中級者上級者にもおすすめです。

最速の手返しを目指すなら「リーディング 73 MH-160・V」

モタレはもちろん、小さなアタリを柔軟な穂先で目感度として捉えたいという欲張りな方には、ダイワのリーディング 73 MH-160・Vをオススメします。

柔軟な穂先がモタレアタリをキャッチ!硬めの胴がアジのフッキングを促します。

この竿との出会いが、私のライトアジを変えてくれました。汎用的なライトゲームロッドでありながらも、まるでマルイカ竿のような柔軟な穂先でアジのモタレアタリをしっかりと捉えてくれます。更に、胴はしっかりとした硬さで、合わせ遅れなくアジの上顎にフッキングを決めることが出来ます。私にとって、まさに理想の一本といえる竿です。

私のオススメする竿を2本紹介しましたが、自分なりに考えながら竿選びするのもまた楽しいものです。自分が理想とするコマセワークを実現する一本を、皆様も探してみてください。

リールは両軸リールで道糸1号程度を100m

リールについてはそこまでこだわる必要はないでしょう。200g程度の軽い両軸リールで、道糸にPE1号を100m巻いてあれば問題ありません。

私はカワハギ用に使用しているシマノ(SHIMANO)ステファーノ 101XGや、マルイカ用のベイゲームを使っておりましたが、2020年3月に発売されたシマノ(SHIMANO) 20 ゲンプウ XT 151(左)を現在は使用しております。
実売価格は8,000円前後と、コスパ最強ですよ。

2020年3月発売!安価な両軸リールで抜群のコスパ「シマノ(SHIMANO) 20 ゲンプウ XT」

実売価格約8,000円と安価ですが、使いやすく丈夫!

また、竿先トラブル防止のため、4号のリーダーを約1m巻くようにしています。

仕掛けは市販品で十分

自作する方も多いライトアジ用の仕掛けですが、私は面倒なので市販品を使用しています。「ライトアジ(LTアジ)」と書かれてある仕掛けであれば、概ね問題ないでしょう。

ハリスについては、2号では東京湾のライトアジにはオーバースペックのように感じるため、私は1.5号をメインで使用しています。



針数は、その日の喰いと風の強さでも変わります。
特に、風の強い日に3本針は手前祭りの原因となります。余程慣れていない限り、2本針を使用した方が効率的なアジ釣りとなります。
特にバラシで悩んでいる方には、是非2本バリをオススメしたいです。3本針の方が効率的に釣れるような気になりやすいですが、凪で喰いも良い日以外は、2本針が最も効率が良いと考えています(達人クラスは別)。

短く取り扱いやすいヤマシタのライトアジ仕掛け

全長1.7mと取り回しもよく、愛用しています。

クッションゴムは基本的に不要ですが、良型の多点掛けを狙う際には付けたほうが効率的でしょう。付ける場合は、市販品のクッションゴムより普通の輪ゴムの方が機能性が高いです。



ロッドキーパーは持ち込まない

ライトアジといえば、ロッドキーパーに竿をカチッと装着して、竿先を見つめながらアタリをのんびりと待つ…。そんな釣りを否定はしませんが(むしろ好き)、竿頭を目指すのであれば、自信を持てるようになるまでロッドキーパーは自宅に置いておきましょう。万が一持ってきてしまった場合は、車に置いておきましょう。電車釣行の方は、船宿に預かってもらいましょう!

コマセワークと誘いが肝心のライトアジ。喰い渋ったときなど、ロッドキーパーがあるとつい甘えて置き竿にしてしまいがちです。
最初から誘惑は絶つ。持っていくのはチョイ置きホルダー万力だけで十分です!

あると便利なのが、釣ったアジの数を数える”カウンター”
錆びやすいものが多いので、シンワ社製カウンターをオススメします。

【船小物釣りに必須な「錆び難いカウンター」はシンワ社製カウンターに決定【数取機】

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釣り座はリールの巻き手と同じ舷を選ぶ

船宿に到着して最初の作業が釣り座選択ではないでしょうか。四隅が人気なのはどんな釣りでも共通ですが、東京湾のライトアジの釣り座選択は、まずはご自身のリールの巻き手を確認の上、巻き手に合った舷を選ぶことが最重要ポイントです。

【右巻きの方は、右舷を選びましょう。】
【左巻きの方は、左舷を選びましょう。】

たったこれだけです。ミヨシ(船首)側から風を受けることの多い船釣りでは、風を受けた仕掛けが竿とリールから離れていく方が、手前祭りが少なくなるからです。
ミヨシ(船の前方)を選ぶかトモ(船の後方)を選ぶかは、その日の潮やポイントへの当て方にも大きく左右されるため一概には言えませんが、トモ(船の後方)側が有利となることが多いです。私は安牌を取って、空いていれば胴の間(真ん中)からやや後方を選択するようにしています。

カマーチョ
僕は右巻きだから、今度から右舷を選択するようにしよう

ライトアジはこうやって釣る<基本編>

エサ付けは短く!タラシは不要

東京湾のライトアジのエサといえば、アオイソメと赤タン。入れ食い時は両者遜色ありませんが、渋い時ほど、アオイソメが有利な傾向にあります。
アオイソメのエサ付けですが、下の写真ようにタラシは不要です。頭側の硬い部分を使えばエサ持ちもよくなります。まれに赤タンのみ支給される船宿もありますので、そういったケチな船宿の場合は自分で調達するのもいいかもしれません。

エサ付けですが、タラシは厳禁です。
アジに「青イソメ」であることを認識させる釣りではありません。コマセの煙幕の一部となるよう、エサは米粒程度の大きさがあれば十分です。
エサ付けが大きいと、逆に食いが悪くなります。

エサ付けは短く!そこだけ守りましょう

棚よりも、まずはコマセワークを強く意識する

ライトアジといえば、棚取り。「棚は?」「上で喰った」など、船中の会話の多くが棚に関するものだったりします。
ですが、まず覚えるべきはコマセワークです。コマセワークの要領さえ掴めば、東京湾のライトアジで間違いなく竿頭を取れます。言い換えると、アジの棚を強く意識する人は多いものの、コマセワークを正確にできている人が少ないのです。

コマセワークの基本は、仕掛けを投入してビシの着底を確認したら、素早く糸ふけを取り、1m巻いてビシを数回シャクってコマセを撒く。さらにもう1mリールを巻いて数回ビシをシャクってコマセを撒く。そしてその場でアタリを待ちます(棚が2mの場合)。これは誰でも知っていることですが、基本中の基本のこのコマセワークでも、以下の間違いを犯している方が非常に多いです。

  1. 糸ふけが取れていない
  2. コマセの撒き幅が大きすぎる
  3. コマセを撒いた位置から離れた位置で待っている

1番は初心者の方に多いです。1m上げることだけに執着して、糸ふけが取れていない方。ビシを少し浮き上がる程度に巻いて、底でオモリをトントンすれば糸ふけは取れます。

2番は多少慣れている人やベテランに多い間違い。まるでコマセ真鯛釣りかのように、竿を頭上まで大きく振りかぶってコマセを巻いている方、実に多いです。コマセは30cmくらいの幅を意識しながら短く撒くことを意識してください。

3番も多いですね。特に、2番に該当する方は3番も当てはまることが多いです。
コマセを撒いたら、まずはその位置でピシッと停止しましょう。つまり、竿は水平より下に構えて棚を取り、棚を取ったらそのまま身体に対して平行になるくらいまで竿を振り上げてコマセを撒く、そして撒き終えた状態(身体に対して水平に竿が伸びている状態)でそのままアタリを待つのです。
頭上でコマセを撒いて、よっこいしょとロッドキーパーにセットするんじゃあ、エサやりしてるのと同じですよ!

ここまでが、東京湾のライトアジで竿頭を取るための基本といえます。

次回「東京湾のライトアジ(LTアジ)で竿頭に近づく方法【後編】」では、モタレアタリの出し方やアジの活性別対応方法などを偉そうに解説する予定です。

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カマーチョ
はやく後編を読みたいですね~!!

後編はこちらです

後編
東京湾のライトアジ(LTアジ)で竿頭に近づく方法

前回の「東京湾のライトアジ(LTアジ)で竿頭に近づく方法【前編】」に続き、後編です。 目次 ライトアジ爆釣メソッド下針を意識してモタレを目感度に変えろアジの活性を常に意識する低活性時のアジこそ周りと差 ...

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