こんな方におすすめの記事です
- 愛知県産・千葉県産の小粒アサリを見ただけで気持ちよくなってくる
※今回のエントリーは、水産業に疎い私がネット検索等を元に書いた記事になりますので、間違っている箇所も多々あるかと存じます。
カワハギ釣りにおける「アサリ」
東京湾・相模湾のカワハギ釣りでは、一般的に付けエサとして「アサリ」を使用します。
アサリを使用するようになった経緯はよく知りませんが、とにかくアサリを使うんです。
今回は、カワハギ釣りに使用する「アサリ」について、少し掘り下げていきたいと思います。
国内アサリ漁獲量
減少し続ける、アサリ漁獲量
下のグラフをご覧ください。
国内のアサリ漁獲量は、1985年を境に減少の一途を辿っています。
我々がカワハギ釣りのエサとして身近に使っているアサリですが、このまま減少を続けると、気軽に購入できなくなってしまうかもしれません。
減少の要因としては、「乱獲」「海岸埋め立て」「温暖化」などが挙げられているようですが、有明海など一部地域では、資源を増やす試みが成功するなど、アサリを増やしていこうという動きはあるようです。
アサリロンダリング
このように漁獲量の減少が進む中、それを補うための”アサリロンダリング”と呼ばれる「海外産のアサリを国内産にすりかえる」手法が問題となりました。
これは、海外産のアサリを国内のアサリ養殖場に一定期間捲くことで、国内産アサリとして流通させてしまうという、産地偽装といわれても仕方ないような手法です。
10年以上前に問題となりましたが、今でも同様の手口が横行していると言われているのです。
毎週のようにアサリを剥き続けているカワハギ釣り師の間では、見た目がセメントのような灰色の殻のアサリがそれだというのが定説です。
特定の産地でよく見られるアサリでしたが、前述したような漁獲量減少の背景から、その範囲を拡大させているように感じます。
アサリの生態を知る
貝殻の模様に、人生が現れる
アサリを語るには、まずは生態を知る!
一般的に、模様のはっきりとしたアサリは水質の良い砂地で育ったアサリで、模様が薄いアサリは、泥地で育ったアサリだそうです。
また、水深のある沖で取れたアサリは、平らな形状で育つことが多く、味も美味しいそうです。
以前、某G社Tテスターとアサリ剥きをしていた際に
「こうゆう平べったい小粒が最高なんだよなぁ」
とアサリを見ながら呟いていたことを思い出しました。流石です。
上記サイトはアサリのことが「これでもか!」と深く語られていて、熱いです。
アサリはどこで購入する?
カワハギ釣り用のアサリは、スーパーで活きアサリを購入するか、釣具屋で冷凍品を購入、または、市場で購入する3パターンがあります。
カワハギ釣りでは小粒アサリを使用しますが、スーパーで小粒アサリを探すことは意外と難しいです。
スーパーマーケット毎の特徴をまとめようかとも思いましたが、皆さん苦労されている情報ため自粛させていただきます。
念のためネットでも探してみたところ、意外と活きアサリの販売はあるようです。
釣具屋の冷凍アサリの中では、マルキューの「カワハギゲッチュ」がオススメです。
・手むきした小粒の生アサリを新鮮冷凍
・小粒の新鮮アサリをギュッと塩締め
・ハリ付けがしやすく、手返しが大幅にアップ
アサリの締め方
参考になるか分かりませんが、私流のアサリの締め方をご紹介します。
飽和食塩水漬け
アサリを剥く前にあらかじめ、飽和食塩水(濃度20%~25%)を用意しておき、剥いたむき身をその中に入れていく締め方です。
比較的緩やかに締まりますので、釣り場で硬さを調整できます。
剥き汁バクバクソルト漬け
これは私イチオシの締め方です。
緩めですが、適度に締まって針に付けやすいですよ。
【手順】
アサリは剥きながらタッパーか何かに入れていきます。
剥き終わったら、溜まった剥き汁はむき身の表面が少し出るくらいのヒタヒタ状態に調整して、1キロに対してキャップ1杯分の「バクバクソルト」を添加します。
(例)3キロのアサリに対しては、バクバクソルト3杯
・手むきした小粒の生アサリを新鮮冷凍
・小粒の新鮮アサリをギュッと塩締め
・ハリ付けがしやすく、手返しが大幅にアップ
皆さんもオススメの締め方があれば、是非教えてください。
今回は、アサリの基礎知識と私流の締め方をご紹介しました。
次回は、産地別の特徴などをまとめたいと考えています。