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釣り魚料理

【船シロギスの外道】キュウセンベラの簡単素焼きが上品で美味い

2020年9月8日



東京湾の船シロギスのゲストとしてたまに交じる、キュウセンベラ。

特に大型狙いの根回りのポイントでは、強烈な引きを伴ってこいつ等がよく登場します。

関東では磯ベラと同等の扱いで、ほとんどの場合リリース対象となっています。
一方、関西~中国地方では、比較的馴染みのある地魚として、塩焼きなどで親しまれています。

下記の画像は、私が広島のデパ地下で見かけたキュウセンベラ。
広島ではキュウセンのことを「ギザミ」と呼びますが、そのお値段、何と一尾680円!(デパ地下価格です)

広島のデパ地下で発見したギザミ(キュウセンベラ)。お高いっす

今回は、そんなキュウセンベラの素焼きをご紹介します。

キュウセンベラとは

メスは体長20cm ほど。体色は黄褐色で、背面中央と体側に黒色の太い縦帯が入り、黒帯の内外に点線状の赤い縦線がある。「キュウセン」という和名は、この線の数を計9本とみたことに由来する[2]。元々「キュウセン」は神奈川県三浦半島で使われていた呼称で、これが全国に定着する形となった。
(Wikipediaより引用)

キュウセンベラのメスとオスはすぐに見分けができます。
模様がオレンジ色のキュウセンがメス、緑色のキュウセンがオスです。オスは「青ベラ」と呼ばれたりもしますね。

大きくなると、全部オスになる

そんなオスメスの区別が容易なキュウセンですが、驚きの生態が知られています。

生まれながらのオスと、メスが性転換してオスになる2次オスの2種類のオスが存在するのです。
更に驚きなのは、メスは大きくなると全てオスに性転換してしまうということ。

「大きくなる = 強い個体」は全てオスになるという変わった生態を持っているのです。

ヌメリが多く調理は難しい

そんな不思議な生態を持つキュウセンベラですが、調理は少々厄介です。

捌こうにも、独特のヌメリに体表が覆われており、鱗を引くことも難しいです。
ヌメリによってかなり滑りやすいので、刺身にするのも多少の腕が求められるため、私のような料理下手には厳しいものがあります。

今回ご紹介するキュウセンベラの素焼きは、そんなキュウセンのヌメリを気にすることなく簡単調理できるので、誰にでもオススメできます。

こんな方におすすめ

  • キュウセンベラのヌメリを気にしないで調理したい
  • 料理は下手だけど、釣った魚は外道でも美味しく食べたい

キュウセンベラの素焼き

準備する材料は下記の通りです。キュウセンベラとポン酢だけでできる簡単料理です。

材料

キュウセンベラ…3匹程度
ポン酢

今回、ゲストからメインに昇格したキュウセンベラ君

作り方①キュウセンの腸を取って軽く水洗いする

キュウセンベラは、腸を取って軽く水洗いして、キッチンペーパーでよく水気を拭き取ってください。

腸を取ったキュウセンを軽く水洗いします

作り方②水気を取ったら、そのままグリルで焼きます

水気を拭き取ったキュウセンを、そのままグリルで焼いてください。

鱗を取る必要はありません!

鱗は取らず、そのままグリルで焼いていきます

キュウセンの素焼きが完成

焼きあがったら完成です。

焼きあがったキュウセンの頭側から、皮を掴んで剥がしてみてください。
ペロペロペロっと、綺麗に皮が剥がれてくれると思います。

カワハギのようにペロリと皮が剥がれます

皮が剥がれたら、白身を適量摘まんで、ポン酢を少し付けていただく感じです。

カマーチョ
ん!!これは上品なお味ですね。日本酒が欲しくなっちゃいます。

以上、キュウセンベラの素焼きでした。
キュウセンを捌くときに一番面倒な、ヌメリを取り除く作業がない簡単料理で、しかも美味しい!
今までずっとリリースしていた方も、一度ぜひ、お試しください!

カマーチョ
次からはボクもキープしてみようと思います。

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