カワハギ釣り師の間では、「20の11」といった具合に、その日の釣果を野球の打撃成績のように例えることがあります。
この「20の11」という数字は、カワハギと思われるアタリ数に対して、何枚のカワハギを釣り上げることができたのかを表したものになります。
「20アタリ18キャッチ」など、高確率でカワハギをキャッチできた日は釣果うんぬんよりも、誇らしい気持ちになるもんです。
私個人はアタリ数をあまり数えない方なのですが、先日の釣行で、竹岡沖の状況を確認するためにアタリ数を確認してみました。
今回は、その日の釣行を振り返りながら、竹岡沖の状況を確認してみたいと思います。
外道のアタリが少ない竹岡沖
現在(10月中旬)の竹岡沖ですが、濁り潮が未だに抜けずカワハギはツ抜ければ上出来、外道のアタリも少ないといった厳しい状況が続いています。
こんな厳しい状況ではありますが、カワハギのアタリと間違えやすいフグ系の多い相模湾側と比べると、カワハギらしきアタリ数を数えるには最適の状況ともいえるでしょう。
釣行データ
日 付:2021年10月16日
釣 果:14枚
ロ ッ ド:極鋭カワハギ EX AGS ZERO
リ ー ル:シマノ(SHIMANO) スティーレSS 151HG
仕 掛:胴突き3本針(メイン:スピード7号)
カワハギらしきアタリが本当にカワハギである確率は…
では、いきなりではございますが、結果をご報告いたします。
カワハギらしきアタリを捉えて、その結果が何であったかを下記に記載します。
⑨カワハギ ⑩サバフグ ⑪掛けられなかった ⑫カワハギ(ワッペン) ⑬カワハギ ⑭キタマクラ
⑮サバフグ ⑯カワハギ ⑰カワハギ ⑱掛けバラシ ⑲カワハギ(ワッペン) ⑳カワハギ(ワッペン)
㉑掛けバラシ ㉒カワハギ(ワッペン) ㉓キタマクラ ㉔掛けられなかった ㉕カワハギ(ワッペン) ㉖カワハギ(ワッペン)
㉗掛けバラシ
27打数14安打
分かりやすいように、カワハギを赤字、外道を青地、掛けられなかったアタリを緑で表示しています。
やはり、フグ系のアタリをカワハギと間違えやすいことが明確に分かりますね。
言い訳になりますが、カワハギっぽいアタリを掛けられなかった中(緑字)には、サバフグのアタリもあると思っています…。
これはもう、仕方ないんです。
また、唯一のフグ系以外の外道である「キュウセン」ですが、こいつは結構強靭な歯を持っているので、カワハギの噛みアタリに近い当たり方をよくします。「よし!」と鬼合わせしたらキュウセンだった・・・ということは数知れず…。
だから、これも仕方ないでしょう。
復活の気配を色濃く感じる竹岡沖
今回の釣行で特筆すべきことは、後半のワッペン(小型のカワハギ)5連発でしょう。
東京湾沿岸で生まれたカワハギは、水温低下とともに竹岡沖に落ちてくると言われております。
つまり、竹岡沖でワッペンが釣れ始めたということは、カワハギが集結し始めたことを意味するのです。
現状では、第一陣が落ちてきた程度に過ぎないと思われますが、今年は大型台風の上陸も今のところなく、11月以降の爆発に期待が持てる状況といえます。
狭いエリアの相模湾側では既に盛り上がり始めているカワハギ釣りですが、いよいよ、聖地竹岡でも始まっちゃう気配をムンムンに感じ取ることのできた、素晴らしい釣行となりました。
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