私のカワハギ釣りのルーツは、堤防カワハギです
私がカワハギ釣りを始めたきっかけ・・・。
それは、堤防釣りいった際に友人が釣り上げたカワハギを食してからでした。
カワハギの食味に魅せられ、江ノ島の堤防に友人と足繁く通う日々。
ですが、堤防カワハギで釣れるのは6月~11月くらいまで。水温の下がる冬場になると急激に釣れなくなります。
堤防からカワハギの釣れなくなった12月、「船は釣れるよ」と誘われて始めたのが船カワハギ。
その初めての船カワハギ釣りで20枚を釣り上げて船釣りにハマってしまい、現在に至ります。
そんな、昔の私と同じように堤防カワハギを楽しんでいる方から、こんな質問が寄せられました。
堤防カワハギしか経験のない私が、船に乗るのは早いのではないか迷っている
今日船カワハギのDVD見てまだ早いのかな…と思ってしまいました。
堤防とは仕掛けも違うし釣れる大きさも違うし…
2月の頭で船出るのも今シーズンは最後らしいんで、すごく悩んでます。
ご質問いただきありがとうございます。
その気持ち、すごく分かります。
船に初めて乗る時、私も不安しかありませんでしたね。
「船酔いしないだろうか」「水深の深いところでアタリを取れるのか」「周りの迷惑にならないか」
釣りにいくまで考え事ばかりだったことを、昨日のことのように思い出します。
ですが、今なら断言できます!
堤防カワハギの経験は、船カワハギで大いに生きる
今回は、いただいた質問に答えながらその根拠について深掘りします。
堤防カワハギには船カワハギ釣りに必要なスキルが詰まっている
今回の質問者の方は、堤防カワハギしか経験のない自分が船に乗ったら迷惑を掛けるのではないか、大きなカワハギなんて釣ったことないけど大丈夫かと悩まれています。
堤防釣りのスキルは船で大いに生きる
船釣り未経験者が堤防釣りをやり込めばやり込むほど、「船釣りって敷居が高いのではないか」と悩むものです。
私も以前は同じような思いを抱いていて、堤防釣りをする横で船に乗り込む人達を見て
「ウェアやクーラーも高そうなの使ってて上手そうだな。自分にはまだ早いな」
と思い込んでいたものです。
ですが、いざ船釣りをすると、意外と初心者の方が多いことに驚くと思います。
糸すら結べない人も結構な割合でいらっしゃいます。
混雑する堤防釣り場で色々な経験をしている我々は、基本的な仕掛けの取り回しやマナーなどを学んでますので、その時点で既に初心者の域を脱しているといえるのです。
堤防のスレたミニハギを掛けるのが一番難しい
「大きなカワハギなんて釣ったことないけど大丈夫か」
全然大丈夫です。
逆に、ミニサイズのカワハギを釣り上げる方が圧倒的に難しいです。
「ミニハギしか釣ったことない」というのは、何のデメリットにもならないどころか、繊細なアタリを取れるスキルを持っているということの裏付けとなります。
更に、堤防のカワハギは毎日釣り人からプレッシャーを受けるため、相当にスレています。
そんなカワハギと対峙しているということに、自信を持って良いのです。
これだけは注意したい、初めての船カワハギ釣り
ここまで良いことばかり書き連ねましたが、丘と船ではやはりフィールドが異なります。
注意すべきポイントをいくつか挙げてみたいと思います。
タックルは船仕様に見直そう
堤防カワハギを磯竿で行っている方は、カワハギ専用竿を購入しましょう。
「そんな人いねぇよ」と思うかもしれませんが、かくいう私も4m程の磯竿で堤防カワハギを楽しんでいた人間の一人です。
具体的には、カワハギ専用竿の中で穂先が柔らかめの竿を選べば問題ないでしょう。
いきなり極鋭を購入するのは抵抗があるかもしれませんが、私がオススメするのは「極鋭カワハギ レッドチューン AGS VS」です。
(私個人は「ZERO」を使用していますが、店頭にはあまり並んでいないため、同じ調子の「VS」をオススメしています)
上級者になってもずっと使えてコスパ最高「極鋭カワハギ レッドチューン AGS VS」
■全てのシチュエーションに対応するVERSATILE性能
■穂先部 次世代『AGS』 薄肉・軽量のNリング
■カワハギ釣りにおいて最大のアドバンテージ『SMT』
また、リールは両軸リールにPE1号前後を100m程巻きましょう。
堤防カワハギと違って、深ければ50mくらいまで深場まで攻めるのがカワハギ釣りです。
太すぎるPEとナイロンラインはお祭りの発生源となるのでNGです。
船は丘と違い、揺れます
当たり前ですが、船は揺れます。
風向きと風速は必ずチェックするようにしましょう。
基本的に、海方向から吹いてくる風の場合は海が時化ることが多く、逆に陸方面からの風の場合は多少の風でも凪ます。
「Windy」などのツールでチェックすることをオススメします。
船酔い予防には「アネロン」が最強
船酔い予防には「アネロン」が最強だそうです。
私は船酔いをしたことがないので分からないのですが、船酔いする方は誰もがこの「アネロン」を乗船前に飲んでますね。
「濡れてもOK」な服装で、「飛ばない」道具入れを
堤防でも波を被ることがありますが、船はその頻度が非常に高いです。
旋回の際、運悪く風を受ける方向になれば波しぶきを浴びることになるでしょう。
また、足下も簡単に濡れます。
濡れても大丈夫な服装で、足下はブーツ(スパイクブーツはNG)または長靴を用意しましょう。
更に、丘と比較して海上は風が強いため、物もよく飛びます。
ビニール袋を道具入れにするなんてもってのほかです。
風でも飛ばない道具入れをあらかじめ用意することをオススメいたします。
私は個人的に、安価で丈夫なバケットマウスを激しくオススメしています。
安くて丈夫な「バケットマウス」
安価なのに機能性抜群!付属品も組み合わせることで、自分にとって一番使いやすい船バッグを作り上げることが可能となります。
いかがでしたか。
堤防釣りをやり込んでいるけど、船釣りは敷居が高くて・・・と思っている方も、このエントリーを読んでいただければ、「船も大丈夫そうだな」と思っていただけるのではないでしょうか。
当サイトでは、このような質問を大募集しています。
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